高いところにあるものを取ろうと手を伸ばした途端、それまで何ともなかった肩に激痛が走り全く動かせなくなった…。五十肩は突然やってきます。名前の通り50歳代に多い病気ですが、40歳代や60歳代でも発病します。
なぜ五十肩がおこるのか詳しいことはよく分かっていません。加齢にともなっておこる現象で、 始めの変化は肩の関節を取り巻く腱の炎症であろうと考えられています。腱とその周囲が炎症のなごりで癒着をおこし、 すべりが悪くなるために関節の動きが悪くなって腕が動かなくなります。
五十肩は放置しておいても1年くらいで自然に治るといわれていますが、何もしないでおくと癒着が残って肩の動きが悪くなります。痛みが強い急性期と痛みがおさまった慢性期では日常生活での過ごし方が異なりますので、 今回はそれぞれの時期に応じた治療や過ごし方についてまとめてみました。
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→広報PFD版 2020/11